エンブラの搭乗も延べ11回を数えまして、以前にも増してエンブラファンになったような気がします。

ビジネスで乗っている方々にはとても敵わない回数ではありますが、これから乗られる方々への参考になるかと思いまして、それぞれの機窓からの視界をレビューしたいと思います。

[1回]

先ずは最前列の1Kです。
窓□A C 　通　H　K　□窓　なので進行方向右側の席になります。

1～3までは優先席なので通常はアサインされませんが、リクエストすると他のお客様の状況をみながら条件付で発券してくれます。



エンジンや主翼が邪魔することなく景色が楽しめます。

欠点（？）はFAさんとの距離が近く、若干恥ずかしいこと
悪いことができないことです（笑）

足元も広いのですが目の前が壁なので逆に圧迫感があるかもしれません。



3Aおよび3Kからはこんな感じ。
景色も見えますし、翼やウイングレットを入れた写真も撮れる汎用性の高いお勧めの席です。





4Aだとこんな感じ。
J-AIRのエンブラなのでFDAとは若干シートピッチなどが異なる可能性がありますが、翼と景色を絡めるにはこちらのほうが良いかもしれませんね。






6Hですとかなりエンジンが近いです。
位置的にはエアインテイクのリップの真横。

実質28mm以下の広角レンズがお勧めです。

通常、エンジンにかからない席とリクエストすると1～5列か13列以降をアサインされる筈です。




8Aになりますと、位置としては翼に掛かる席となり下の景色はかなり制限されます。
でも、マニアとしては離陸前のコントロールチェックでエルロンとスポイラーが連動する様子や、高空に上がってアウトボードのエルロンのみが作動する様子、スポイラーの展開やフラップのエクステンドのタイミングを見てご満悦できる席でもありますｗ
逆噴射時にのみ露出するカスケードが拝めるのはこの席が最後端だと思われます。
スラットとフラップの動くタイミングが異なっていたり、エクステンドとリトラクトのそれぞれの動作の順序が逆になること、スラットの作動角度の違いなどいろいろ発見が・・・ｗ

13Kが翼の後縁の席です。

フラップの動作やスポイラーの展開が見やすく、後ろ半分の景色が見られるというハイブリッドな席です。
ただし窓の配置もハイブリッドでして、前の窓が12Kのヘッドレストの真横、後ろの窓が自分のヘッドレストの真横という配置なので写真を撮るにはかなり体を捻らないといけません。まぁどの席も窓はあるので大丈夫ですが・・・。

16A,16Kですと後退角を持った主翼がフレームの対角線に納まる、機窓から見るに当たって一番ベーシックというべき写真が撮れますｗ

ただしエンブラの翼より後ろの席は比較的揺れが大きくなる傾向があるので乗り物酔いをされる方はご注意ください。


18A,18Kでは16列よりも下が見やすくなります。
ただ、通常の発券ですとCGの都合で翼より前の席に優先的にアサインされるので、お願いするときは注意する必要があります。



20A,20Kは胴体が長いERJ175(FDA　only:JA03FJ,05FJ)のみ楽しめる席です。
ERJ170(FDA:JA01FJ,02FJ,04FJ,J-Air:JA211J～221J)は1～19列までとなりますのでお気をつけください。逆にこれを知っていれば事前に使用する機材の見当が付きます。

後半部の視界がかなり良く、写真が撮りやすいと思います。

21K(※ERJ175限定）の窓からは静岡空港のRW12で離陸直後に静岡空港が見えます。
水平尾翼も見えるのでマニアックな席だと思います。

もちろん、　離着陸時はデジカメの使用は厳禁　なのでフィルムカメラ必携ですが。

欠点としては、最後尾である21列の席はリクライニングが出来ないので長時間のフライトにはお勧めできないですね～


まだ乗ったことの無い席も多いので、まだまだ”修行”は続くことでしょう（笑）
なお、このレビューはE170と長胴型のE175を混合して掲載しています。自席から窓が二つ見える場合は両方の窓を使用している場合がありますので、実際の席からの見え方と若干異なる場合があります。